専門家たちも頭を悩ませている
非協力的な親族の存在。
我々の学びの場でもたびたびテーマに上がる。
うちもそうなんですよと事例提供しつつ。
どうして協力してもらえないんでしょうね。
損失回避?責任放棄?
お金にならないから?
刑事罰がないから?
過去の記憶が邪魔している?
経験豊富なプロ集団が時間をかけてさえ
「これだ!」という答えは見つからない。
なぜなら検討している我々の側は全員
対極の考え方で生きているから。
自分の家族と親の面倒を見てなおかつ
他人の面倒まで引き受けようという人たちで
講師や関係者は全員それを仕事にしている方々。
拒否する側の人が一人もいないから
分かりようがないのだ。
犯罪心理学とも違うし
認知科学や心理学を駆使したところで
個々の感情論なのだろうから
事例から推測するとか
文学の世界に頼るしかなくなる。
そして拒否する側の人は
自分の心理状態を描写することなんてできないだろうし
考えていることを言語化することすら難しいだろう。
だから答えは出ない。
永遠に平行線のまま我々の試行錯誤は続く。