こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

カップラーメン その2

食事らしい食事が摂れなくなって

ずいぶん経つのだが

ある日父がふと

カップラーメンが食べたいなあ」という。

 

今の身体に

塩分と糖質のかたまりのようなラーメンを

入れたらどうなるのかと不安ではあるが

ことによると最後の晩餐になるかもしれず

まして父が自発的に食べたいものを

指定するなんて滅多にないことなので

スーパーで思い出したときに買ってきた。

 

テーブルの上に置いておいたら

父は素早く見つけ

「買ってきたの?!」とうれしそう。

たくさん買い置きしておいてよ

昼に一人で食べるから

などとよくしゃべる。笑

 

そんなにうれしいのか。

 

さつそく夕飯に。

ミニサイズなので全部食べても

カロリーは160ほどしかない。

 

お湯を多めにして

時間は長めでふやかして

器に移して冷ましながら食べる。

 

「何年ぶりだろう」

「海老がいっぱい入ってるんだ」

 

実にうれしそう。笑

 

半分くらいでギブアップだろうと

ひとりでゆっくり食べててもらったら

まさかの完食!

汁まで全部飲んでいる!(塩分!)

 

美味しかった

毎日でもいいよなど言っているが

こんなに食欲が出るのなら

本当に毎日でもいいかもね。(よくない)

 

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