訪問診療が2週間に一度
訪問看護が週に一度
もし緊急事態が起きたら
医師も看護師も飛んでくる
という状況を整えていたのだけれど
父が入院したことでそれが全部なくなり
レンタルしていたベッドも手すりも
医療機器も業者が持って帰った。
ふと気づく。
ああそうか。
もうここには誰も来ないんだ。
介護からの解放感だけではなく
誰も来なくて済むという
解放感もあったことに気付く。
誰かがいつ入ってきてもいいように暮らす
というのはあんがい緊張が強かったようで
今は片付けの途中で放っておいても
誰もつまづかないし
人に見られることもない。
自分の部屋で自由にしていられるのは
いったい何年ぶりだろう。
それはここではなく実家でもなく
東京での一人暮らし以来。
いやそこでは週に一度は
友人が入れ代わり立ち代わり
来ていたけどな。笑