前の方がお住まいだった近くの梅林が見ごろ。
一度父を連れてきたかったんだけど
私がここを知ったときには
父はもう歩けなかった。
当時は気になりつつも
慌ただしく通り過ぎていた
梅林そばのコミュニティカフェ。
ふと「今日は入ってみようかな」と思い立ち寄ってみる。
常連さんと思しき高齢男性と少し話していたら
他のお客さんが来た関係で席を移ることに。
並んでのんびりコーヒーを飲む。
デイの帰りだという70代後半のその方は
自発的にプロフィールを一通り話してから
「僕は歴史学者になりたかったんだ!」と言った。
確かに梅を見に来たと言っただけで
すらすらと梅の香の短歌が出てきて
菅原道真の話から九州や海外のことまで
歴史の話が簡潔で分かりやすく
それでいてとめどなく広がっていく。
一言投げた後の教養の広がりが素晴らしくて
つい話がはずんでしまった。
知的な会話に長いこと飢えていたこともあって
とても楽しかった。
「いつも来てるんですか」
「○曜日と○曜日 午前中だね」
デイの帰りにここに寄って
健康のために5000歩歩いて帰るらしい。
「じゃあまた○曜日に お会いできたら」
「ああ邪魔したね。気を付けて」
カフェの方ともいろいろご縁を結べたうえで
楽しい出会いのあった一日。
完全にパラレルワールドを移りましたね。w
ヒヨドリもいっぱいいました。