若い頃から母の妄想は激しくて
私はそんな想像力があるなら
小説を書いたらいいのに!
って本人にイヤミをぶつけていた。
ときに鮮やかなアイデアだったりすることもあって
環境次第では岡本かの子みたいになっただろうと
思わなくもなかった。
母の病気はドーパミンが
出過ぎることが原因。
ドーパミンは思考と運動を促す脳内ホルモン。
私が若い頃から考え続け書き続けているのは
母からの過剰なドーパミンの遺伝。
ちなみに兄は運動(フルマラソン)で使っている。
先日関係者にエッセイを読んでもらって
反響があったことがとてもうれしかった。
考えてみれば
高校時代の新聞部に始まり
各活動の機関誌や
雑誌のライター、本の製作等
ずーっと書いてきてるなあと
改めて思い返してみる。
今も部屋の中はネタノートと
書きかけの原稿であふれている。
ドーパミン出過ぎ。
書くことはもはや精神安定剤。
わき立つ心を沈殿させるための時間。