某アーティストの曲なら
イントロ当てできるほどに
すみからすみまで覚えている。
その人は早くに父親を亡くし
母親の苦労を目の当たりにして育った。
そのことはブログに詳細に綴られているので
ファンの間では有名な話。
破天荒なお母様で
笑いあり驚愕ありで
まちがいなく作品にも影響を与えている。
最近そのお母様の曲を
ライブで歌っている映像を見た。
その人特有の表現は
ありきたりではない言葉で
母親という存在を叫んでいた。
歌えるって素敵だな。
私は母のことをエッセイやブログに
綴り倒してはいるけれど
歌うという手段にはただただ憧れる。
何よりも50代半ばの男が
広いステージの上たった一人
ギター一本で
真摯に母親を歌う姿に
胸を打たれるのだ。