こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

ああ言えばこう言う

固いものが噛めないというので

あいーとの柔らか食を出せば

「もっと歯応えがあった方がいい」

 

毎度食卓に座ってため息をついて

「食欲がない……」と言いつつ完食。

 

量が多すぎるの

味が薄いとか濃すぎるとか

とにかく出されたものを全否定して

ケチをつけないと気が済まない。

 

でもこれ別に

上に立ちたいとか

あまのじゃくでもなくて

父はもともとこういう

空気読めない人で

人がいやがることでも

浮かんだ言葉は

黙ってられない人なのだ。

 

マイペースっていうか

無神経こそが平常運転。

 

母がキレるから長年黙っていただけで

いよいよ老いてタガが外れたのか

本来の姿が出てきたなと

ムカつきながら分析したり。

 

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