こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

介護からの復活

先日父が想定外に入院となった変化を例えるなら

スポーツカーでアクセル全開にして

高速道路をぶっ飛んでいるところに

急ブレーキ&Uターンを余儀なくされるような感じ。

 

ただもう事故らなかったのが幸い。

 

「介護後うつ」になることもなく

表向きには何も起きていないのだけれど

ベクトルが急に逆になったから

脳がバグること多発。

 

安全のためこういうときはしばらく

今までと同じパターンで暮らすべし。

 

私はメモ魔なので

日常のできごと全部を

書き残しているのだけれど

わずか数日後に読み返しても

思い出せないくらいの混沌。

 

これまで13年間24時間365日

父のこと介護のことを考え

全身は常にハリネズミのように総毛立ち

ひとときもこころ休まる瞬間がなかった。

 

その総毛立っていたアンテナを

意識してあえて下ろすようにしたこの数週間。

 

自分は本当はこういうのが好きだったな

そういえばこういうことをしてたよな

と思い出したら全部やってみる。

 

ずっとこれをやりたかった

これをやろうと思ってた

介護が終わったらこうしようと決めてた

というのを片っ端からやってみる。

 

するとたった数日後から

顔を洗うと「なんかつるつるしてる」

髪を洗うと「やけにつるつるしている」

 

と変わってきて

 

食べても食べても太れなかったのに

久しぶりに「おなかがすいた」感覚。

身体が生きる気力を取り戻している。

 

あちこちにあった微妙な不調も快癒。

全部原因はストレスだったのね。

 

あんなに毎日必死に買い物に走っていたのに

今はほとんど買わなくて済む。

っていうか全部ある。

ないないって不安がっていたのは

父の「症状」だったのかな。

 

介護にどっぷりのときは

まわりが見えなくて

この世の終わり感がすごかったけど

 

終わってみれば別世界で

「まだ全然大丈夫かも」って開けてくる。

 

少なくとも民法上の実子の義務は果たしたし

なんといっても両親介護の13年を

一人でクリアしたんだから

もう怖いものなんかないって思える。

 

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